煎茶道 柊仙教室

煎茶道黄檗売茶流、京都市役所前教室です

掛軸のこと

禅林茶礼から出た煎茶道では禅語を掛けることが多いようです。一方で煎茶、煎茶趣味では中国絵画や詩文を掛けたり、そしてそれについて語る、という時間を大事にします。

掛軸を読めるにこしたことはないのですが、読めたからといってその言葉が心に落ちてくるかはまた別の話。

毎年同じ時期に掛けてくださる禅語の一幅をぼんやりと眺めて過ごし、数年後のお稽古で突然理解する…と、そんなこともあります。

そうなるとその言葉は真にその人のものとなります。